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![]() こちらもハスキーボイスに コミカルな口上が面白く、 通りがかりについつい足を止めてしまう 薫製ウナギのお店。 ウナギ3本にスモークサーモンで20ユーロ。 |
薫製の鯖、鮭、鱒なんかもけっこう好きなので、それを丸パンに挟んだサンドイッチを食べよう!と決めて、
草々にベットに入りました。というのは、魚市場の雰囲気を味わうなら7時前後が良いよ、と薦められたからです。
ベルリンの朝市は7時ではまだ店の準備が行われているくらい。早すぎない?と思いつつも行ってみると、
まるで早朝とは思えないにぎわいがサンクト・パウリ桟橋周辺一帯に広がっていました。
ずらりと並ぶスタンドには、魚ばかりではなく、肉、果物、野菜、鉢植え、雑貨、ありとあらゆるものが。 ベルリンと違う点は、ここでは、鉢植えや果物を叩き売りしている店の多くが、カゴを沢山店頭に並べていること。 陽気な大声でお客を店頭に集め、買いたいお客が寄ってくると、そのカゴをつかみ、 『はい、じゃーカゴ一杯で10ユーロ!バナナ、リンゴ、マンゴー、パイナップルも入れちゃうよ!』と言いながら、 様々な売り物を組み合せながら一セットにし、売っている事です。その売り口上は面白く、 ただこれを聞いているだけでも、ワクワクして、なんか買いたい!って気持ちが盛り上がって来ます。 何も買うつもりはなかったのに、いつのまにか私の手には魚や、果物、小物が入ったビニール袋が。 |
しばらく歩いて行くと、倉庫跡地と思われる巨大なホールに辿り着きました。
その中をちょっと覗いてみるとそこは朝7時とは思えぬ、ものすごいお酒の匂いと、陽気な酔っ払いで一杯でした。
この人達、なんでこんな時間にこんなハイなの?と疑問が浮かんで来ますが、この人達は土曜日に夜通し飲んで遊んで、 そのシメにこのフィッシュマルクトに来ているわけです。 魚市場、という言葉から想像する健康的なイメージとはまったく異なる、お酒と煙草の匂いが充満した空間。 世界で一番罪深い1マイル、と呼ばれるレーパーバーン街がある、ハンブルクならではとも言えない事はないかも・・。 お酒を飲んで騒ぎたい人も、買い物したい人も、誰でも楽しめる、ハンブルクの日曜日のお楽しみでした。 |
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----------------------------- guten Appetit! ------------------------------ |
Fischmarkt: Grosse Elbstrasse, 毎週日曜日朝6〜10時頃
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