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この島には、『孔雀島』という名前のとおり、外敵から隔離された状態で、孔雀たちがゆうゆうと放し飼いにされています。
動物園とかで、孔雀、というのは見たことがあるはずだと思うのですが、生で、本当に目の前をゆうゆうと歩きまわり、
ゆったりと羽根を広げる姿を目にするのは初めてでした。 ピーコックグリーン、濃紺から群青色、深い紫とトルコ石のような緑色の間にちょっと鈍く輝きながら、光の当たる具合によって色が変化する 美しい頭から首、胸にかけての色。細かい黄緑色の羽根が重なり、それから、ふわりと1m近くも高さのある目玉模様の羽根が広がります。 そこまでは、もう、『くじゃく』という言葉を聞けば、頭の中にパッと浮かぶイメージそのもの。 しかし、その『くじゃく』がその羽根を重たそうにゆっくり、ゆっくり、足をそろり、そろりとひきずりながら、後ろを向くと・・ 長い羽根をささえるように、密集した短く、厚みのある羽根があり後ろ、おしりのほうに、ふわふわとした綿毛が密集しているのです!これがかわいい! もう、近寄って、なでくりまわしたいくらい(しませんでしたが) 孔雀というと、豪奢で豪華でとにかく色がキレイでという印象しかなかったのですが、このふわふわ羽根のある裏側は、ほとんどグレーとベージュのモノトーンです。
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孔雀の鳴き声も、耳にしたのは、初めてでした。『イニャーン』『ウォーン』
島をうろうろしていると、遠くから、絞め殺される猫か?!子どもが大泣きしているのか?と思う程の必死な声が響いてきます。
島に降り立ち、ぼんやりと歩いていた時には、まさかこれが『くじゃく』とは想像もつきませんでした 掠れ声になって、もう苦しいだろうという声で、まだ、鳴くのです。 人間がそばに寄って来ても、おかまいなし。 何があったのでしょうか。羽根を広げるのは、求愛の印と言われています。私が見た、羽根を広げていた孔雀は、 孔雀ではない、雉?かなにかのいる檻の前でせっせと羽根を広げていました。 私も派手な格好をしていたのですが、 私を見て寄って来て、 ふわふわ羽根を広げてぶるぶる振るわせていたので もしかして、異種なものに惹かれる孔雀だったのかもしれません。 |
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週末や、長期のお休みになると混雑するという話でしたが、今日は木曜日で平日だったため人も少なく、ゆっくりのんびり過ごせました (ただしお城などのガイドツアーは見れませんでした) 大きな柏の木がたくさん木陰を作っていて、『そうか、こどもの日に柏もちを食べるのは、柏がこんなに丈夫で大きく育つからなのかな』と思ったり。 入口近くの花壇の、藤棚の下で、お弁当を広げました。藤棚にはぶんぶんと蜂がたかっていて、なんともいえない甘い香りが漂っています。 隣に座った老夫婦と、何とはなしに話が始まりました。これも、平日のピクニックならではの楽しみです。 しばらく歩くと、くじゃく?のような鳥をデザインしたベンチも発見。 ここでも一休み。 帰りは、駅まで、舗装道路を自転車で走りました。舗装道路といっても車がほとんど来ないので、こころゆくまでサイクリングを楽しめます。 自転車好き、サイクリング好きのひとは、街中からここまでの全行程を自転車で走る事もあるとか。夏になったら、やってみたいです。 孔雀、というただひたすらに美しい生き物を目にし、その美しさ、そして、それが生きて、動いている事のすごさ にも圧倒されてしまいました。何度でも、また、見に来たいです。 |