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消防隊員達が火をつけると、パチパチと良い音を立てて木が燃え始めました。
この香り、音、日本だと冬の風物詩なんだけれど・・。乾燥しているドイツの夏は、陽が落ちると、涼しいくらいなので、焚火も気持ち良いです。
一緒に行ったドイツ人のおばちゃんは、だくだくと汗をかいて、しきりに汗を拭いてたんですが、その汗が赤い!
えっ、と思ったら、白髪染めが落ちちゃって・・と照れくさそうにしていました。 |
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焼いているうちに、ぷりぷりと腸の皮が張って裂けて来ました。
裂け目から油が下に落ちて、じゅ、じゅ〜・・と美味しい音を出しています。焼き方もただのグリルじゃありません。
日本で言えば、炭火炙り焼き、って感じで、香ばしい香りが漂い、その香りで、ソーセージがちょっと燻製っぽくなります。
満遍なく火が通るように、ひっくり返しながら、時々水をかけます。『水をかけるより、ビールをかける方が美味しくなるのよ!』とおばちゃんが耳うち。
うちでグリルする時にはビールを必ずかけて、それこそ本場だから、私の家のも絶対食べないと!
後は、チューリンガー・クローセ(ジャガ芋の御団子)ね!うちの娘がケーキ職人だから、ケーキも・・としきりにうなずいています。
うーむ、ここに滞在しているところ危険・・と心の中で思ったり。 さて、いよいよ焼き上がり。こんがりと焦茶色になった皮、裂け目から見えている肉も美味しそう! 小さなパンに挟んで食べるのですが、ホットドッグとかと違って、ソーセージがパンの両側から思いっきりはみでています。 それに、バケツにはいったカラシとケチャップをたっぷりかけて、(これはカラシだけ、ケチャップだけ、何もなし、とそれぞれドイツ人にはこだわりの食べ方があるよう) いただきま〜す! まずはパンからはみ出ている部分に噛み付きます。いや、くらいつく感じ。 バリッと音がして、中からじゅわ〜と熱い肉汁が・・美味しい!ちょっとしょっぱかったけれど、香ばしくて、 ケチャップの甘味が塩気と良くあって、カラシが酸っぱめで、肉汁が熱くて、皮がパリパリで・・・・あっと言う間に完食。 ソーセージも美味しかったのだろうけれど、燃える焚火の側で、草の上に座って食べるから、より美味しく感じて、 なかなか嬉しいチューリンガー・ヴルスト初体験となりました。 |