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べルリンのクリスマス市について色々書いて来ましたが、もうクリスマス前の週末も終わり。行ってみたかったダーレムにあるいかにもドイツらしいクリスマス市、というのも結局行きそびれてしまいました。というわけで、今年のトリは、フランス大聖堂とドイツ大聖堂に挟まれた、フランス名前の広場で今年初めて開かれる、そこそこドイツっぽいクリスマス市、“ジャンダルメンマルクトのクリスマス市”にしようと思います。ここは入場料1ユーロですが、曲芸ショー、コンサート等プログラムも盛り沢山です! フランス通り駅で下車し、ジャンダルメンマルクトまでの道は、お洒落なデパートや高級ブランド店が立ち並ぶ、ベルリンでも珍しいシックな通り。そこに広がる石畳の広場は、“古き良きヨーロッパ”のイメージそのもの。 そこに星をてっぺんに付けた白いテントがずらりと並び、入り口には衛兵が立ち、いかにも守銭奴といった風情の太ったお兄ちゃんが『1ユーロ!』と入場料を取り立てます。(彼が片手にコーラ、片手にお金を入れた皿を持っているところはいかにも腹黒そうで、ちょっと笑ってしまいました。) |
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入ると、ニュルンベルグから来たレープクーヘン、ローテンブルクから来たクリスマス飾りの店、ドレスデンから来たシュトーレン売り・・とベルリン外の“クリスマスの本場”からやってきた出店がずらーり。ベルリンからは、というと、フランス通りにある高級レストランGuy や400以上ものワインリストを誇るLutter & Wegnerからの出店が。魚介、南仏風クレープといった店のスペシャル・メニューがここにも並んでいます。 高級レストランの出店をクリスマス市で食べなくても・・という人には、軽いスナックを。アーモンド専門店というのがあり、そこではピスタチオナッツやヘーゼルナッツ入りのマジパンを売っていて、店頭の小さな鍋で砂糖がけアーモンドを煎っています。砂糖がけアーモンドは、どこのクリスマス市でもみかける定番品ですが、ここのは、砂糖にシナモンが聞いていて、ちょうど良いロースト具合でほんっとうに美味!250g入りを買って帰り、友達に分けたのですが、皆、『止まらない〜!!』とポリポリ、あっという間に無くなってしまいました。 |
![]() ニュルンベルクから来た 本場レ−プクーヘンのお店。 アンティークな缶が素敵 |
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他にはBauer Brotがお勧めです。Spandauのクリスマス市のところでも書きましたが、全粒粉を使ったかまど焼きのカリカリにやいたパン。ここにも手作りかまどを発見しました!
それから、ここの市のとっておきといえば、ジャンダンメンマルクトにあるコンサートハウス前に設置される舞台。ピエロ2人による曲芸、メルヘンの朗読、コンサート、劇等の様々なカルチャープログラムが日替わりで行われています。 私が見たのは、曲芸。一輪車、お手玉、火を飲んだり・・。子ども達は引き込まれて舞台にかじり付いてみていました。その後、それら子ども達を舞台にあげてのくじ引き。 |
子ども向けのクリスマス劇、シンデレラへの招待券が当たるというものでしたが、真っ赤な女の子向けのハイヒールと、茶色の男の子向けの靴がビロードの小さなソファーの上に用意され、その靴に足があった子どもがそのチケットをもらえる、という趣向。靴の大きさは約34~35インチ(22.5〜23)と見え、私にも合わない事はない!チケットは欲しくは無かったのですが、王様の家来が掲げるその靴に足をあわせる、という行為にちょうど興味があり、靴の作品を作っていた私は思わず、『私も!』と手をあげそうになりました。もちろん我慢しましたが。チケットをを手に歓声をあげる子どもと、微笑ましいその様子を見ながらホットワインを飲み、パンを頬張るお客さん達。市全体にノスタルジックで幸せな雰囲気が漂っている素敵な市でした。来年も立つでしょうか? | ![]() |
----------------------------- frohe Weihnachten! ------------------------------ |