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![]() テフロン加工の鍋を売るお店。 カードも使えるのがちょっと興醒め・・ クリスマス市っぽくない! |
さて、話はベルリンに戻ってこのスパンダウ・クリスマス市。ここは1974年に始まり、3年後、テレビ局ARD、ZDFがカルチャープログラムをクリスマス市から中継を始めたことから人気が出たと言います。 現在は週日は150、週末には450店舗あまりが店を出すベルリン最大のものとなっています。私は、週末には人出がすごくて疲れる、と聞いていたので普段日にでかけました。なので、このクリスマスには子ども向けに、幼子イエスに願いごとを渡すことができるイベントがあったり、舞台プログラムも毎週末組まれているようだったのですが、それを見る事はできませんでした。 ここの出店は台所用品から手製のテーブルクロス、蕎麦枕といった、クリスマスとまったく関係のないものがかなりの割合を占め、なんでも見つかります。もちろん、クリスマスツリーの飾りやお菓子等の店もありますが・・・。 |
スパンダウの駅を降りるとすぐ市場が見えて来ます。入り口近くにはゴーカート、メリーゴーランド、観覧車、長〜い滑り台等々が。スパンダウの市庁舎前の大きな広場とショッピング街の一部がこの市場のために使われていますが 場所がたっぷりあるので、どれも大きく、しっかり組まれています。側に大きなサンタ像もそびえ立っていて、私達を上から見下ろしています。 そこから広いショッピングストリートが続いていて、その通りのまん中に2列に店が並んでいます。先程も書いた通り、クリスマス市っぽくない店構えが多く、ファーストフード店の出店まであるしまつ。ちょっとだけクリスマス気分がさめてしまいます。 |
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![]() 誰が誰だかわからない顔も。 |
![]() 2段のかまどで焼きあげる |
ここの市で興味深かったのは、サンタ帽をかぶった世界各国の首相の首が上下しそれにボールをぶつける遊び(上左写真)。ただぶつけるだけではだめで、帽子部分が取れると、賞品がもらえます。賞品は玩具とかでそれ自体にはお客も興味がないようでしたが、ゴルバチョフ、ホーネッカー、シュレーダー・・・・、政治に不満がある人なら首相にボールをぶつけてちょっと憂さ晴らし、という感じで楽しむようで、この店には常に人が入っていて、けっこう本気でボールをぶつけている様子が面白かったです。
それから、かまどを設置してそこで焼き立てのBauer Brot (農家風パン)を出してくれるお店(上右写真)!これはライプツィッヒのクリスマス市に行った時に食べ、あまりに美味しかったので、ベルリンにも無いのかなぁと残念に思っていたもの。普通のパンでもBauerbrotというのはあるのですが、それは単にかまど焼きの黒パン。こちらは、全粒粉を使ったパン生地を薄くのばしたモノの上にベーコンやらサーモンやらタマネギを乗せてさっとかまどで焼いたもので、Zwiebel Kuchen(タマネギケーキ)とかに似た味がします。この熱々を頬張りながら広いクリスマス市場を見て歩くのはなかなか楽しそう。ちょっと大きいのと店が普通なのがクリスマスっぽくなくてあまり魅力を感じない市ではありましたが、何でもあるのでそれなりに楽しめます。歩き疲れないように、ちょこちょこと美味しい物をつまんで疲れを取りながら歩いてみましょう! |
----------------------------- frohe Weihnachten! ------------------------------ |